『バクマン』が全然失速しない件について。
もう普通に学園ものとして面白い。奇をてらう必要はないよなー。この安心感はベテランならではなのだろうか。それともジャンプの歴史という重厚な背景があればこそなんだろか。
持ち込み2回目で入賞候補とかまあマンガなのでな。このくらい夢がないとマンガ家を目指す人口が増えないのかね。
ここ数年のトレンドはメジャーよりも同人、ですからね。
持ち込みをする前から名前は有名で即売会でけっこうお金稼げちゃって、別にデビューとかしなくていいんじゃね? という感じの人が多くなったなーと思ったりします。それを目指す人も。
ここでは書かないけど駆け出し頃のページ単価だけ比較したら話にならないもんな。オレだって9時5時の普通の仕事についてプライベートで好きな創作活動、ってのがある種の理想だなーと思ったりもするよ。だからそれを否定はしないし、同人だからといって簡単なわけではじゃない。むしろメジャーデビューとはまた違った方法論が必要になってきたりするわけで。
コミケの売り上げで親の借金数億を3年ほどで完済したという剛の者を知っておりますが、その人は実力があったし努力家というか3日徹夜したなんて聞くのはザラだったしその後メジャーシーンでも有名になりましたよ。
なんだかんだいっても業界を引っ張っていったり目標になるのはメジャー誌で活躍する人たちですから、最初っから同人の星を目指すのはやっぱりどうなんだろうと思ったりもするわけです。
士郎正宗とか貞本義行とかが同人愛好家の間で騒がれていた大昔とは即売会の性質は様変わりしていて、R18じゃないオリジナルの同人マンガなんて少数派もいいところだしね。
『バクマン』にはそういう裏道は無い、というかサイコーもシュージンも厳密にはオタクじゃないんだよね。この際いさぎよく同人方面はノータッチで話が進むこと望みます。
同人の道は『げんしけん』がやってるしね。
ま、小豆の存在がその道を打ち消してるかな。
そんな感じです。来週もたのしみだ。
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